ゴスペルコンサート

ゴスペルに包まれた秋の夕暮れ ― 愛媛県医師会館コンサート参加記

令和7年11月23日（日）、愛媛県医師会館で開催されたゴスペルコンサートに参加してきました。ここ数年、この時期になると恒例のように開かれているコンサートですが、ゴスペルを中心とした内容は今回がはじめて。私自身、ゴスペルコンサートに足を運ぶこと自体が初めてで、会場に向かう道すがら少しワクワクしていました。

今回のステージには、愛媛県内で活動している2つのゴスペルグループが出演。伝統的なゴスペルの名曲から、映画音楽、さらには昭和・平成のJ-pop、ロック、ポップスまで、幅広いジャンルの楽曲が披露されました。力強い歌声とハーモニーに包まれ、音楽の持つエネルギーを改めて感じるひとときでした。

そしてコンサートのラスト。会場の窓からは、夕日に照らされた松山城が美しく浮かび上がって見えていました。その情景を背景に流れたのは、ジョン・レノンの“Happy X’mas（War is Over）”。世界各地で続く戦争のニュースが絶えない今、この曲を静かに聴きながら、「どうか一日も早く争いが終わってほしい」という思いが胸に広がりました。

音楽に包まれ、心が温かく、そして少しだけ切なくなった秋の夕暮れ。忘れられない時間となりました。